セラピー犬活動とは
アニマルセラピー
当会の活動は、「アニマルセラピー(動物介在療法、動物介在活動)」に分類されます。これは、動物とのふれあいを通じて「心の安らぎ」や「生活の質の向上」を目指すもので、医療や介護、教育の現場などで広く活用されています。
高齢者施設や病院、学校などを訪問し、利用者様や患者様に撫でてもらったり、抱っこしてもらったりすることで、コミュニケーションのきっかけを作り、笑顔を引き出します。
活動によって期待される3つの効果
生理的効果
血圧や脈拍の安定、リラックス効果、身体機能の維持・向上など。
心理的効果
不安や孤独感の軽減、情緒の安定、自尊心の向上など。
社会的効果
協調性の芽生え、言語活性化、他者とのコミュニケーション促進など。
具体的な活動
病院、福祉施設の訪問
札幌および近郊をはじめ、旭川・帯広・釧路など、全道20数箇所の福祉施設・病院を定期的に訪問しています。
毎月中旬に翌月のスケジュールが会員に送付され、各自の都合の良い日に参加します。活動時間は約30分。利用者さんや患者さんに撫でてもらったり、抱っこしてもらったり、犬を介して温かいコミュニケーションを図ります。
啓蒙活動
大学や短大などの学園祭、小学校・中学校・高校・大学での講演会、その他地域のイベントに参加し、セラピー犬活動の普及・啓発を行っています。
セラピー犬とのふれあい体験や活動紹介のほか、模擬適性検査などを実施し、活動への理解を深めていただくとともに、新しいセラピー犬およびボランティア会員の募集も行っています。
講演会・勉強会等の開催
会員のレベルアップを目的に、ボランティア活動に関する講演会や勉強会、認知症サポーター養成講座など、多様な学びの場を提供しています。また、検査員の養成のための勉強会、セラピー犬の質の向上を目指してしつけ教室なども行っています。
登録しているセラピー犬の大半は一般の家庭犬です。そのため、基本の服従訓練の勉強会を行い、安全で質の高いセラピー活動ができるよう尽力しています。
※現在は会員のみが対象となっています。



セラピー犬になるには
当会認定のセラピー犬は、ごく普通の家庭犬たちです。
当会で活動するには、適性検査で「適性あり」と認定されることが必要です。
また、セラピー活動は犬任せにするものではなく、飼い主にも心構えが求められます。
- 人が大好きであること
- 吠えたり、飛びついたりしないなど最低限のマナーを知っていること
- 飼い主さんとコミュニケーションがきちんととれていること
- 健康で公衆衛生上問題がないこと
- ワンちゃん自身が活動を楽しみストレスにならないこと
- ワンちゃんと信頼関係が築けていること
- 愛犬の体調やストレスサインを常に把握し、守ってあげられること
- ボランティア精神を持ち、施設の方々と協調できること
- 年間6回以上活動に参加できること
活動認定までのながれ
まずは適性検査に申し込んでください。
適性検査は年2回、春と秋に行われます。マナーテストと対人性テストを受けていただきます。
実際の活動シーンを想定し、基本的なしつけと落ち着きを確認します。
- 活動の意思確認、態度確認: まず、活動に対する飼い主の意思、犬との関係を確認します。飼い主の横(または膝上)で検査員に体を触れられ、犬が喜んで受け入れているかを見ます。
- 基本動作(お座り・待て): 3回以内の「お座り」の指示に速やかに従うか、指示があるまでその場を動かずに待機できるかを見ます。
- 飼い主との並行歩行: 体全体の強弱の接触を嫌がらないこと。また他の犬がいる環境で決められたコースを歩けるか、適切なハンドリングができているかを確認します。
活動現場で起こりうる変化に対し、パニックにならず穏やかに対処できるかを確認します。
- 不規則な動きへの反応: 奇妙な動きをする人や、車椅子が接近した際、動揺せず迎えられること。
- 音への反応: 突然の物音や騒音に対し、過度な警戒心を示さないこと。
- 飼い主の対応: 犬が不安そうな時、飼い主が穏やかに声をかけ、安心させられていること(ハンドリング)も評価対象です。
適性検査を通過したら「合格」となりますが、その後かかりつけの動物病院で、当会指定の健康診断書に必要事項を記入してもらい、当会に提出しなければ活動できません。
- 体が清潔に保たれているか、体調の異常はないか、視力、聴力、口臭、心臓に異常はないか、寄生虫の確認など。
どちらも合格したら、晴れて「正式合格」となります。会よりセラピー犬認定証が交付されます。
先輩犬たちといっしょに施設訪問をスタート! 無理なく経験を積んでいきましょう。
※ご入会自体は、犬の有無に関わらずいつでも可能です。
※セラピー犬の認定を継続するためには、毎年の会員登録更新が必要です。
※認定済みセラピー犬は、定期的に検査を受ける必要があります。適性検査は2年に1度、犬体検査は毎年行います。
要注意項目(必ずご確認ください)
以下の項目に該当する場合、検査の途中であっても中止、もしくは不合格となる場合があります。
- 攻撃性: 他の人や犬に対して攻撃的な態度をとった場合。周囲に危険が及ぶと試験官が判断した場合。
- 排泄: 検査中に排泄をしてしまった場合。
- 過度なストレス: 犬が非常に強い不安やストレスを感じていると試験官が判断した場合。
以下の項目に該当する場合、残念ながら受検いただけません。
- 過去に病院や公共の場で、人や動物を噛んだ経験がある。
- 攻撃の訓練を受けたことがある(闘犬類はセラピー犬にふさわしくありません)。
- 痛みを伴う持病がある、または高齢で身体の老化が著しい。
- 室内で飼育されていない。
次回の適性検査について
未定